【甲子園中止】コロナ禍の影響を受けているアスリートへ

2020年、夏の甲子園の中止が決定しました。

甲子園を"夢"としてきた若い高校生アスリートはたくさんいることでしょう。真夏の大会で、熱中症予防の観点から安全面が問題になっていましたが、それでもそこが"夢"の人にとっては、それをしのぐだけの魅力がある場所です。

中止の理由は新型コロナウィルス感染予防であって、球児自身の責任ではないため、悔やんでも悔やみきれないでしょう。特に3年生にとっては、とても悔しいでしょう。オリンピックは現時点では1年延期されていますが、開催の予定がありますし、チャンスもあります。もちろんアスリートの1年はとてつもなく大きなものです。しかし、高校3年生にとっては二度とない機会であって、青春と情熱を注いできた分だけ、怒りや悔しさでいっぱいでしょう。

コーチの私は、全国高校サッカー、箱根駅伝などの出場経験のあるアスリートも多くコーチングしています。コーチングのクライアントは、自分が同じ立場だったら「考えられない」「今の自分がないかもしれない」と言っています。ここ自体が"夢の舞台"であり、"チャンスの場"でもあったわけで、多くの"夢"が崩れてしまったことはとても残念です。

代替え案

地方大会は実施されたり、代替え案が模索されているようです。ただ、それでも無観客での実施が濃厚です。「ブラバン」、「応援団」、「声援」といった中でやりたかったという生の声も聴いています。

代替え案も検討されています。地方大会は各自治体次第で実施されそうですが、無観客は濃厚です。それでも、地方テレビでの中継もありますし、現在はSNSなどでのリアルタイムでの応援の声を聴くことも可能です。無観客試合だったとしても、それは球場の客席に人がいないだけであり、中継先にはたくさんの人が応援してくれています。それをリアルに感じ、新しい時代の試合方式として楽しんでみてください。ブラスバンドや応援団も、映像に残して応援してくれるかもしれません。甲子園を目指してたのは球児ですが、甲子園を楽しみにしていた人たちは球児以外にもたくさんいるのです。

無観客だったとしても、応援してくれている人がいることを想像する。

新たなゴールへスタート

ドライな気持ちで言えば、中止が決定された以上は見切りをつけて、次のゴールへ突き進んでほしいと思います。

もしも、もっと先の野球人を目指すのであれば、無観客試合はもっと別の価値のある場となってきます。スカウトの人たちは確実に地方大会に照準を合わせますし、そういう見方をしている人たちもたくさんいます。

進学や就職など、新たなゴールを目指す人もいると思います。新たなゴールを設定することで、「無観客試合」の意味合いが変わってきますので、ゴールを設定してみてください。もしかしたら「未練のないもの」になるかもしれませんし、「とことん上を目指したい」となるかもしれません。

どちらにして、試合をするのであれば、たくさんの人を喜ばせて「楽しんで」プレーしてください。

悔しさを次世代に残さないゴール設定

コロナ禍の中止騒動は、アスリートにとってはとても悔しいことです。高校三年生の球児に限りません。私がコーチングしている高校サッカー部も同様ですし、他にも日の眼にあたらないアスリートは大勢いるはずです。こういった悔しさを次世代に味合わせない「二度と起こさない」という感情は人を動かします。

新型ウィルスが憎いのであれば、「ウィルスに打ち勝つ」ための研究を目指す人もいるかもしれません。どうしても政治的、大人の判断に納得いかなければ「政治を変える」道へ進むかもしれません。無観客でも盛り上がるシステム作りや、安全な試合開催をするかもしれません。「悔しさ」を味わったからこそ、新たなニーズへフィットさせることが可能になるのです。

今はまだまだ「想像の外」のことかもしれません。「自分にはできるわけがない」と思ってしまうかもしれません。しかし、そんなことはありません。君たちの「強い気持ち」が未来を変える原動力になっていくのです。

是非、ゴールを設定してみてください。進路のゴールだけでなく、少しだけでも「同じ思いをさせないためのゴール設定」も考えてみてください。君たちが新しい未来を作っていくのです。

 

【関連リンク】

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齋藤慎治:アスリートマインドデザイナー、アスリート専門パーソナルコーチ。1979年生まれ。プロ、実業団、アマチュア、高校部活動など数多くのアスリートへのコーチング実績あり。趣味はサーフィン、サックス。http://athleteminddesign.jp/───────────────────────────